TECTEC中田です!
2ヶ月ほど前の話になりますが、大阪・難波に新しくオープンした「eスタジアムなんば本店」でeスポーツ×パラスポーツのコラボイベントが催されました。
eスポーツの「ぷよぷよ」、パラスポーツの「ボッチャ」を実際に体験できる企画や、eスポーツの可能性について話し合うトークコーナーも。
eスポーツとパラスポーツとの親和性の高さを改めて感じた一日でした。
それにちなんで今回は「eスポーツのお仕事」について紹介したいと思います。
最近では業務の一環としてeスポーツを取り入れている就労支援サービスが増えてきました。
特に就労継続支援B型事業所がeスポーツを積極的に活用している傾向があります。
eスポーツを仕事にする…と聞くと「大会の賞金で稼ぐの?」「優勝できなかったら1円ももらえないってこと?」と思われる方も多いはず。
私も最初は、ゲームの上手い人が「選手」として収入を得るんだろうなあ、というくらいのイメージでした。
ですが、実はゲームをプレイして賞金を得る以外にもeスポーツにまつわるお仕事というのは多種多様です。
昔、RPGなどで「レベル上げ」というのを延々やっていた経験のある方はいませんか?
最近では「レベル上げ」を代行するお仕事というのもあるようです。
eスポーツの大会に参加する選手は最初からレベルの高いキャラクターを使って勝負したいので、それをお手伝いするというのもレベル上げの目的のひとつ。
また「全キャラ解放」を代行するお仕事もあるとのこと。
最近のゲームは、ミッションをクリアするなど何らかの条件を満たすたびに
使えるキャラが増えてくるので、そこまでの作業を代わりに行います。
最近のゲーム事情にあまり詳しくない私にとっては「なるほど、eスポーツが普及すればするほど、そういうお仕事も増えてくるのか…」と目からウロコでした。
次に「YouTubeなどでのゲーム配信」によって収益を得る方法。
ゲーム配信をよく観る方であれば、有名人レベルで活躍しているゲーム配信者が大勢いることをご存知だと思います。
たとえば障がい特性により「誰かと対戦するゲームが苦手」「反射神経に全く自信がない」という方でも、1人でコツコツとプレイするタイプのゲームを、ユーモアを交えて実況するなどの工夫で視聴者を集めることができる可能性が。
その人自身に個性があれば、そこまで普段からゲームをしない方でも参入できそうですよね!
あとは「ゲーム大会の実況」も大切なお仕事。
多少はそのゲームについての専門的知識が必要となりますが、今のeスポーツ業界には個性的な実況者が不足しているといわれています。
「学生の時に放送部だった」「見たり感じたりしたことをすぐ言語化するのが得意」など、お喋りが好きな人にとってはチャンスかもしれません。
そのほか、ゲームの攻略法に関するブログを書いて、広告収入を得るというのも昔からあるオーソドックスな方法です。
自分自身は反射神経がなくて大会で優勝するレベルには届かないけれど、知識を活かして選手のプレイをアドバイスする・試合前の練習相手になるなど、現実世界のスポーツにおける「コーチ」や「トレーナー」のような役割の仕事で収入を得ている人も実際にいます。
発売前のゲームをプレイしてみてバグを探す「テスター業務」ができる人の需要も高く、ゲームが好きであればあるほど即戦力として重宝されます。
現実世界のスポーツにたとえるならば、選手だけでなく、コーチ・審判・グラウンドの整備係や客席の警備員、さらにはテレビの実況解説や新聞記者にいたるまで全ての人が「スポーツに関わるお仕事」をしているのと似ていますよね。
「一般就労につながる技能」という視点で考えると、ゲームのプレイ動画をYouTubeにアップするためには動画編集スキルが重要になってきますし、ゲーム攻略ブログを制作する際にはWebデザインの知識が必要です。
「自分でゲームを作ってみたい」ということであれば、グラフィックソフトでキャラクターをデザインしたり、プログラミングも学ぶことになります。
TECTECでは現在、AdobeのPhotoshopやIllustrator、Premiereなどを使ったデザイン・動画編集の学習や、実際の業務を行っており、クリエイティブな領域に特化した就労支援が強みです。
この先eスポーツ関連のお仕事が世の中に増えてくれば、TECTECで身につけたスキルがきっと役に立ってくるでしょう。
※本文中のデータ・最新情報などは以下のサイトを参考にさせていただきました。
<特定非営利活動法人「北斗会」>