アビリンピック

障害者雇用の促進を図る「アビリンピック」が全国で開催

TECTEC中田です!

6月29日(土)、四日市市西日野町の三重職業能力開発促進センター(ポリテクセンター三重)にて「アビリンピックみえ」が開催されました。

アビリンピックとは心や身体に障害のある人達が仕事に必要な技能を競う大会で、企業および社会が障害者に対する理解を深め、障害者雇用を促進することを目的としています。

競技形式にすることによって、障害者の方々の意欲を高め、職業能力の向上を図る狙いもあります。

今回実施されたのは

・パソコン文書作成
・パソコン表計算
・電子機器組立
・喫茶サービス
・ビルクリーニング
・製品パッキング
・オフィスアシスタント

の7種目。

県内各地から59人が参加し、厳正なる審査の結果、各部門から優秀賞・優良賞・努力賞が3名ずつ選ばれました。

アビリンピックは三重県だけでなく全国で開催されています。

「アビリンピックみえ」と同日の6月29日にはポリテクセンター高知で「アビリンピック高知大会」、前日28日には鳥取県立福祉人材研修センターで「鳥取県障がい者技能競技大会(アビリンピック鳥取大会)」が開催されました。

また、東京では既に今年の2月18日、小平市・東京障害者職業能力開発校でアビリンピックの東京大会が開催されています。

各都道府県で行われた大会の優秀選手は、今年11月22日から24日までの3日間、愛知県常滑市・愛知県国際展示場で開催される全国大会への推薦候補者となります。

全国大会では25の正式種目に加え、今後障害者雇用の拡大が期待される新たな職業能力として

・RPA(Robotic Process Automation)※業務自動化
・ドローン捜査

の2種目が「技能デモンストレーション」の形式で実施される予定です。

「職業に必要な能力を競う」というと、たとえばファーストフード店や百貨店が各企業内で独自に実施する接客コンテストや、美容学生がヘアメイクの技術を競う大会など、一般社会でも広く行われていますよね。

そのような大会での成績が企業内での評価や就職活動において有益になるのと同じで、障害者の人達が「どの程度の職業スキルを持っているのか」を可視化し、企業にアピールする手段としてアビリンピックは非常に意義のある大会ではないでしょうか。

アビリンピックに興味のある方は「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」(JEED)の公式サイト内にアビリンピック情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

https://www.jeed.go.jp/disability/activity/abilympics/index.html

※本文中のデータ・最新情報などは以下のサイトを参考にさせていただきました。

<伊勢新聞>
障害者ら培った技能競う アビリンピックみえ 四日市ポリテク 三重
※2024年9月11日現在リンク切れ

<ユーよっかいち>
培った技能を競う「アビリンピックみえ」 四日市のポリテクセンター三重で開催

<東京都>
第22回東京障害者技能競技大会の入賞者について

<高知 NEWS WEB>
障害者が仕事に必要な技能を競う「アビリンピック」高知大会

<日本海新聞>
鳥取でアビリンピック鳥取大会

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