お薬の飲み忘れ・自己中断を防ぐには? 発達障害の方にも役立つ「服薬管理」のコツ

TECTEC中田です!

発達障害の生きづらさを克服する、または精神疾患の治療を続けていくうえで、とても大切なのが「服薬管理」です。

ですが実際には、

「つい飲み忘れてしまう」
「調子が良いから飲むのをやめてしまった」
「薬がどこに行ったか分からなくなる」
「朝飲んだかどうか忘れてしまう」

という悩みを抱える方も少なくありません。

特に発達障害のある方は、

・注意が別のことへ向きやすい
・習慣化が苦手
・物の管理が苦手
・時間感覚がズレやすい

といった特性から、服薬管理で困りごとが起きやすいケースがあります。

ですが、工夫次第でかなり楽になることも。

今回は、ミスを起こさない服薬管理を続けるためのコツについて紹介します。

<「自己判断で薬をやめる」のはNG?>

「最近調子がいいし、もう薬を飲まなくていいかな…」

そう思うこともあるかもしれません。

ですが、精神科・心療内科のお薬は、急にやめることで体調が崩れる場合があります。

例えば、

・めまい、吐き気
・頭痛
・強い不安感、イライラ
・不眠

などの「離脱症状」が起きるケースがないとはいえません。

また、再び調子を崩してしまうと、

「どの薬が効いていたのか」
「どのタイミングで悪化したのか」

がお医者さんにも分かりにくくなり、治療方針を決めにくくなることがあります。

お薬を減らしたい・やめたい場合は、必ず主治医と相談しながら進めることが大切です。

<服薬管理のコツ①リマインダー>

飲み忘れ対策として非常に便利なのが、スマホのリマインダー機能です。

例えば、

・毎日同じ時間に通知を出す
・アラーム音を固定する
・「薬!」ではなく「朝の薬を飲む」など具体的に書く

だけでも、かなり忘れにくくなります。

最近は「服薬管理アプリ」を使っている方も増えています。

「飲んだ・飲んでない」が記録できるタイプだと、二重服薬防止にも役立ちます。

<服薬管理のコツ②ピルケース>

「薬をどこに置いたか分からなくなる」
「今日飲んだっけ?」

という方には、曜日ごとの仕切りがあるピルケースがおすすめです。

例えば、

「月・火・水・木・金」
「朝・昼・夜」

などで分かれているタイプなら、視覚的に確認しやすくなります。

発達障害の方は「頭の中だけで管理する」と混乱しやすいため「見える化」するだけでもかなりラクになることがあります。

<服薬管理のコツ③薬を飲む場所>

意外と大切なのが「どこで飲むか」を決めることです。

例えば、

・朝食のテーブル
・歯ブラシの横
・カバンの内ポケット
・水筒の近く

など「毎日必ず触る場所」に置くことで思い出しやすくなります。

逆に、毎回違う場所へ置いてしまうと、紛失や飲み忘れにつながりやすくなります。

服薬管理がうまくいかないと、

「自分はダメだ…」
「また忘れた…」

と落ち込んでしまう方もいます。

ですが、発達障害の特性上、

「覚えておく」
「継続する」
「毎日同じ行動をする」

こと自体に苦労しやすい場合があります。

だからこそ大切なのは「気合い」ではなく「仕組み」でカバーすること。

リマインダー、ピルケース、置き場所固定など、使えるものはどんどん活用して大丈夫です。

私たちTECTECでも、生活リズムや自己管理に悩む方からの相談を日々いただいています。

「忘れない努力」ではなく「忘れても大丈夫な環境づくり」を一緒に考えていきましょう!

※本文中のデータ・最新情報などは以下のサイトを参考にさせていただきました。

<東京女子医科大学>

睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方にご注意いただきたいこと

<田町三田こころみクリニック>

抗うつ剤の離脱症状と4つの対策

<LITALICO発達ナビ>

お薬を飲み忘れないためには? 気になる服薬管理のコツをご紹介【医師監修】

<ディーキャリア>

【発達凸凹×服薬管理】おくすり 飲み忘れ防止のポイント