TECTEC中田です!
職場の打ち上げや、年末年始の宴会。
「よかったら参加しませんか?」と誘われて嬉しい反面、メンタルに不安を抱えている方にとっては少し心配になることもあるはずです。
「大きな音やにぎやかな場所が苦手」
「何を話せばいいのか分からない」
「お酒を飲まないと、場の雰囲気を壊してしまいそう」
人と交流する場で、楽しめることや負担に感じることは、人それぞれです。
今回は、こうした集まりに誘われたときに、苦手なことをどう伝えるか、当日はどう過ごすかについて考えてみましょう。
<まずは「どんな集まりか」を確認しよう>
参加するかどうかを、その場ですぐに決めなくても大丈夫です。
「お誘いありがとうございます。場所や時間を確認してから、お返事してもいいですか?」
このように伝えて、気になることを確認してみましょう。
・何人くらい参加するのか、知っている人はいるのか
・会場はどこか、どのような席や設備があるのか
・開始・終了の時刻と、途中で帰れるかどうか
・参加費はいくらか、追加料金やキャンセル料はあるのか
・食事や飲み物は選べるのか
音が気になる方なら、個室の有無や音楽の大きさ。
移動に不安がある方なら、入り口の段差やトイレなど、自分に必要な情報を確認することが大切です。
「参加する or しない」の二択だけでなく「最初の1時間だけ」「食事会だけで、二次会には行かない」という参加方法もあります。

<「苦手です」に「こうしてもらえると助かります」を添えよう>
苦手なことがあっても、相手がそれに気づいているとは限りません。
伝えるときは「どんな場面で困るか」と「どうすると参加しやすいか」をセットにすると、相手も対応を考えやすくなります。
「大きな音が続くと疲れやすいので、スピーカーから離れた席だと助かります」
「何人も同時に話すと聞き取りにくいので、一人ずつ話してもらえると助かります」
「みんなの前で話すのが苦手なので、自己紹介があるなら、事前に内容を教えてもらえますか?」
「今日は20時ごろに失礼する予定です」
診断名や詳しい事情まで説明するかどうかは、自分で決めて構いません。
まずは、その場で伝えられる範囲で共有してみましょう。
大勢の前では話しにくい場合、幹事さんなどに個別のメッセージで伝える方法もあります。
その際「このことは幹事さんだけにお伝えしたいです」「席の相談に必要な範囲で共有してもらって大丈夫です」など、誰に伝えてよいかも確認できると安心です。
<当日は「盛り上げ役」にならなくても大丈夫>
参加したからといって、面白い話をしたり、全員と会話をしたりする必要はありません。
まずは、近くの人に「今日はよろしくお願いします」と挨拶するところから始めてみましょう。
会話のきっかけに迷ったら「このお店、来たことありますか?」「最近、何かはまっているものはありますか?」など、答えやすい話題を一つ用意しておくのもよい方法です。
自分の話をたくさんしなくても、相手の話を聞いたり「それはどんなものですか?」と質問したりする形で会話に加わることができます。
聞き取れなかったときは、分かったふりをせず
「すみません、もう一度お願いします」
と伝えてみましょう。
もちろん、答えたくない質問には
「ちょっと答えにくいので、別の話でもいいですか?」
と返して構いません。
自分が話したくないことを無理に話さず、相手が話したくなさそうなことも深追いしない。
お互いが気持ちよく過ごすために、大切にしたいことですね。

<お酒や余興は、無理に付き合わなくてよいもの>
飲み会という名前でも、お酒を飲む必要はありません。
「私はお酒を飲まないので、ソフトドリンクでお願いします」
理由を詳しく説明しなくても、このように伝えて構いません。
繰り返し勧められた場合も「ありがとうございます。でも飲みません」と同じ返答で大丈夫です。
カラオケやゲーム、写真撮影なども、気が進まなければ、
「歌うのは苦手なので、今回は聴く側で参加します」
「写真に写るのは控えたいです」
と伝えてみましょう。
写真に写ることはよくても、SNSへの掲載は避けたい場合は、その点を別に伝えておくことも大切です。
断っても強く迫られるときは、一人で対応し続けず、幹事や信頼できる人に助けを求めたり、その場を離れたりして構いません。
<疲れたら、休憩や早めの帰宅を>
「せっかく来たのだから、最後までいなければ」と頑張りすぎてしまうこともあるかもしれません。
でも、疲れやつらさを感じたら、休憩を取りましょう。
「少し静かな場所で休んできます」
「今日はこのあたりで失礼します。誘ってくれてありがとうございました」
長い説明や、何度もの謝罪は必要ありません。
途中で帰る予定は事前に幹事へ伝えておくと安心ですが、その日の調子によって予定を変えても構いません。
帰るときに声をかける相手や、交通手段も決めておくと動きやすくなります。

<楽しめる場は、みんなでつくるもの>
ここまで、参加する側の工夫をご紹介しました。
みんなと同じ振る舞いをすることではなく「自分も相手も無理なく過ごせること」が肝心です。
誘う側も、時間・費用・会場の情報を事前に伝える、休憩や途中退出をしやすくするなど、できることがあります。
必要な配慮を伝えても、会場などの事情ですべてが叶うとは限りません。
そんなときは参加方法を一緒に考えたり、今回は見送ったりしてもよいのです。
体調や予定、費用などを考えた結果「今回は参加しない」という選択も大切にしてください。
まずは「自分はどんなことが苦手か」「どうすれば参加しやすいか」を整理するところから始めてみませんか。
伝え方に迷うときは、身近な支援者と一緒に言葉を考え、練習してみるのも一つの方法です。
※本文中の情報は、以下のサイト・資料を参考にさせていただきました。
<いつも隣にITのお仕事>
<Speedy>
<For your LIFE>
お酒に弱い人が飲み会を楽しく乗り越えるコツ!酔わない潰れない飲み方
<ダイコミュ>
<ミライザカ>